梅雨が近づき、雨の日が増えてきて膝や腰などの関節が痛い人も多いのではないでしょうか?
そこで雨の日の関節痛の原因と対策をまとめてみたので、痛みに悩まされている方は参考にしてみてください!
「今日は膝が痛いから雨が降る」「起きた時、外を見なくても天気が解る」という人は多いのではないでしょうか?
これは決して迷信や言い伝えというものではなく、医学的に証明されているものなんです。
雨の日に関節や古傷が痛む症状の事を医学的には”天気痛”や”気象病”と言い、現在も様々な研究がされています。
雨の日は気圧が下がり、体内でヒスタミンという物質が増えます。
ヒスタミンは体に様々な影響を与えますが、大きな物として「副交換神経への影響」と「血管の拡張」があります。
副交感神経へ影響がおこり、自律神経のバランスが乱れると気分が落ち込んだり、全身の倦怠感が発生し、痛みに敏感になります。
またヒスタミンが増えると関節が炎症を起こし、痛みを発生させます。
炎症といっても軽度の物なのですが、膝などの関節がすり減っている場合や、古傷等がある場合はそこが炎症してしまうため痛みが強くなります。
また、自律神経のバランスが崩れている所に更に痛みが加わるため、非常に不快感のある痛みになると言われています。
血行をよくしよう!
ヒスタミンを痛みが発生する部位から押し出すために、血行を良くすることが重要です。
血行を良くするためには運動をするのがいいのですが、雨の日に運動をするのはなかなか難しいですよね。
しかも倦怠感があるのでなおさら運動する気にはならないと思います。
そこでおすすめなのは、ゆっくりお風呂に浸かること!
これだけでもだいぶ血行はよくなり、痛みが少なくなります。痛みを感じる部位をゆっくりとお風呂でほぐすと更に効果があります。
また、お風呂上りにストレッチをすれば血行のめぐりが更によくなるのでおすすめです。
しっかり睡眠を取ろう!
どんな不調にも効果的ですが、やっぱりしっかり睡眠を取ることは重要です。
しっかり睡眠を取ることが出来れば自律神経のバランスが整い、天気痛を抑える事ができます。
また、寝る際はジメジメして不快ではありますが、できる限りエアコンは使わずに除湿をして睡眠環境を快適にするようにしましょう。
天気痛に効果のある成分としては、ビタミンC・カルシウム・コラーゲンがあげられます。
ビタミンCは副腎皮質ホルモンの原料として使われるので、自律神経のバランスを整え、ストレスを減らす効果があります。
カルシウムは骨を強くするだけでなく、痛覚がある神経をなだめる効果があるため天気痛を和らげる事ができます。
そしてコラーゲンは軟骨の主成分であり、すり減った関節を補強することができるので、天気痛の痛みの大本を軽減することが出来ます。
これらの成分を上手に摂取していけば、関節痛を和らげる事ができるので意識して取り入れてみてください。